
配当金て、どういう仕組みなの?
どのくらい得してるのかわかる?



配当金の仕組みや計算方法について解説するよ。
配当金の仕組みを知りたい人
配当利回りの計算方法を知りたい人
この記事を書いてるのはこんな人です


銀行預金だけではお金が増えていかない時代です。株式投資をして配当金を得て資産を増やす方法が注目されています。しかし、「配当金とは何なのかよくわからない・・」と不安に感じる人も少なくありません。配当金の仕組みは、さほど難しいものではありません。



今回は配当金について知るで大切な指標である、配当利回りや配当性向の計算方法などを含めて詳しく説明するよ
大前提として、配当金を受け取るには証券口座が必要です。大手ネット証券のSBI証券や楽天証券なら、無料で口座開設ができ、ポイントもお得に貯めることが出来ます。
また、税金がかからないNISA口座がおすすめなので、まずは口座開設から始めましょう
※口座開設には審査があるので、数日かかります
配当金とは何か、メリット・デメリット



そもそも配当金て何?
配当金とは、企業の利益のうちの一定割合を株主(投資家)に分配するお金のことです
会社の利益は大きく分けて2つの使い道があります
会社の利益の使い道
- 内部留保(会社で蓄えておくお金) ※新事業への投資などに使われる会社に残るお金
- 配当金 (株主に還元されるお金)
配当金をたくさんもらうには、配当利回りが高い会社の株を買うか、配当金が出る会社の株を多く買うかのどちらかです(大きいのを選ぶか、小さいのをたくさん選ぶか)
成長中の会社より、成熟した会社の方が配当金を多くもらえることがあります。また、成熟した会社は株価の大きな変動が少ないので、メンタル面でも安心して株を持ち続けることができます
配当金のメリット・デメリット
株主優待では、その会社で使えるクーポンや、商品が送られてくるところもあります。が、



配当金として現金収入が入ってくるのは嬉しいね
個人の配当金に対する税率は、20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5%)です。配当金は支払い時に源泉徴収されるため、原則、確定申告は不要です。



全額もらえるわけじゃないのね…
また、業績悪化などの理由により配当金の減配や廃止もあり得るので、「配当金がもらえる会社の株式を買っておけば100%安心!」ということはありません。投資は何があっても自己責任です
~おさらい~
配当金とは、企業の利益のうちの一定割合を株主(投資家)に分配するお金のことです
配当金を受け取るうえで、大事な指標2つ
「配当金は、企業利益の一部が還元されたもの」と理解したところで、次に進みます。
配当金額の計算をする上で大切な指標が2つあります。それぞれの計算方法も踏まえて、解説していきます
- 配当利回り
- 配当性向
配当利回りとは
配当利回りとは、購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す指標です。


A銘柄:1株当たりの配当金10円、株価1,000円、100株保有
(10÷1,000)× 100 = 配当利回り1%
100,000円(100株)× 配当利回り1% = 合計配当金1,000円
B銘柄:1株当たりの配当金30円、株価2000円、50株保有
(30÷2000)× 100 = 配当利回り1.5%
100,000円(50株)× 配当利回り1.5% = 合計配当金1,500円 ← お得★
※実際の日本株は100株単位での売買です
配当性向とは
配当性向とは、その期の純利益の中から、配当金をどのくらい支払っているかをパーセンテージで表したものです


投資した企業がどの、成長中のステージにいるのか、成熟・安定したステージにいるのかで変わる傾向があります
ベンチャー企業:0%のところもある
成熟した企業:20~30%くらい
ただ、配当性向が低い=投資家に還元しない企業、というわけではありません。自社の成長に集中投資することで、株価そのものが上がりキャピタルゲインに期待する投資方法もあります。
配当金の「権利付最終日~権利落ち日~権利確定日」



次に配当金を受け取る上で、知っておきたい3つの日付の説明をするね



1日でも間違えると、配当金をもらえないから要注意ね!
- 権利付最終日 → 権利確定日の2営業日前
- 権利落ち日 → 権利付最終日の翌営業日
- 権利確定日 → 配当を受け取る権利が得られる日
カレンダーで見てみましょう


権利確定日が18日(火)なら、権利付最終日となる2営業日前の14日(金)までに株を買う必要があります。つまり、赤枠の日までに株を買えば、配当金をもらえます
配当金の受け取り方4選 おすすめは株式数比例配分方式
配当金の受け取り方法は4パターンありますが、特にこだわりがなければ「株式数比例配分方式」を選びましょう。株を買っている証券口座に振り込まれるので、再投資しやすいし管理も楽です
- 株式数比例配分方式 ※オススメ
→ 証券会社の口座で受領する方法
複数の証券口座を開設されている場合は、預けている株数に応じて各証券会社の口座に配当金が振込まれます
- 登録配当金受領口座方式
→ 銀行等の金融機関口座で受領する方法 - 郵便振替支払通知書による方法
→ 自分で郵便局に行かないといけない - 個別銘柄指定方式
→ 銀行等金融機関口座で受領する方法。
登録配当金受領口座方式との違いは、銘柄毎に手続きを行う点
【まとめ】配当金の利回り・配当性向について



配当金についてまた知識が増えたね
最後にこの記事の重要ポイントを復習しよう
- 配当金とは、企業利益の一部が投資家に還元されたもの
- 配当利回りとは、株価に対するお得度を示す指標
- 配当性向とは、利益に対する割合を示す指標
- 配当金をもらうには、権利付最終日に注意
投資で資産形成をしていく上で、配当金はとてもうれしいものです。しかし、仕組みを理解しないまま株を買っている人も少なくないと思います。本記事で紹介した配当金の知識を踏まえ、楽しんで資産形成していきましょう。



